喘息の状態を知る~ピークフロー値と喘息日誌*喘息治療
喘息のみなさん、こんにちは(^^)
そうでない方もこんにちは。
喘息患者のあんころです。
この季節は空気が乾燥して気管が刺激されますね。
部屋の加湿はもちろんですが、マスクも乾燥予防に効果的かと思います。
そしてこんな加湿器があったら、更に心強いでしょう。
1台あれば家族で使えて便利ですね(*´∀`)
今回は、ピークフローを継続して計測し、喘息日誌をかきましょう!という内容です。( ´∀`)
あれ、一行で終わってしまった…
下記も合わせて読んでみてくださいね。
ピークフロー値
ピークフロー値というのは、大きく息を吸って、勢いよく一気に吐いたときの速度を数値で表したものです。
気道が狭くなると速度も落ちるので数値も下がりますよ。
単位は『l/min』。
読み方は知らない。|_-))))
この辺は喘息患者の人はご存知ですね(^-^)
ピークフローメーター
上記のピークフロー値を測定する用具を『ピークフローメーター』といいます。
私が使っているのはコレ。
ミニライト ピークフローメーター 標準品・ATS目盛 MY-0010S【02P06Aug16】
(リンク先:楽天市場)
英国クレメント・クラーク社製品。
上の、メモリが黒っぽい方です。下のは小児用みたいです。
形状はトイレットペーパーの芯の先にマウスピースが付いた感じですね。
ばらしてお手入れできますよ!
電池なんかも不要です。
使い方は、息を大きく吸って、マウスピースをくわえて思い切り吐く。
これだけ。
簡単ですね~
私は病院から貸し出されているのでタダで使用させて頂いております( ´∀`)フフフ
喘息日誌
主治医の指示により、朝晩のピークフロー値を、これまた病院からタダで配布された「喘息日誌」に記入。
私は3回測定して1番良い値を書くように言われています。
喘息日誌とは、その名の通り喘息の症状を記録するものです。
見開きで一週間分、ピークフロー値のグラフ記入欄付き。
グラフのおかげで一週間のピークフロー値の推移ぱっと見てすぐ分かる!
これは患者側もお医者様側も大変便利。
記入する主な項目は、
- 喘息の症状
- その他の症状←くしゃみ、とかね!
- ピークフロー値
- 使用した薬
- 天気
- 気になること
です。
ピークフロー値を管理しよう
日誌記入の目的はピークフロー値の管理です。
ピークフローを測定した中で、一番良い値を100%とし、80%、50%の値を出します。
つまり、3つのゾーンに分けるんですね。
そして日々のピークフロー値が、3つに分けたどのゾーンに当てはまるかを見ます。
各ゾーンにおける推奨アクションが、私の使用している日誌に記載されてますので、私の言葉で説明しますとー、
- 100%~80% 夜間症状なし。良い調子だから維持せよ
- 80%~50% 夜間症状あり。薬を主治医の指示に従って使おうぜ
- 5%以下 緊急事態、周囲の人に助けを求め病院直行ーー!!!
という感じです。
このようにゾーン分けすることによって、自分の状態を把握し、スムーズに、適した行動にうつせるというメリットがありますね。
例えば!
「いつもより少しヒドイ気がするけど~~薬使ったからもう少ししたら落ち着くわー…多分…(ちょっと自信ないけど)」ひゅ~ひゅ~ごほごほ
とか
夜に「辛い…病院行った方がいいかな…自分で運転できるんだろうか…病院送ってもうの頼み辛い…救急車?…でも、もう少しで朝だから頑張ってみようかな…」ゼイゼイゼイ…げほっごほっおえぇえ
とかね!
判断に迷った経験、ありませんか??
私はありますよ。
すごく不安でした。
いつもは即効果の出る吸入がきかなくてね。
夜。
救急車?自分で行くべき?どうしよう、どうしよう、どうしよう…
約40分後に何とか落ち着きましたが、頭の中は焦りでパニック状態。
吸入器を握りしめたまま全く動けませんでした。
何の判断も出来ませんでした。
症状が落ち着いたのは運が良かっただけだと思っています。
また、自覚症状と実際の症状の程度にはズレがある場合を考えなくてはいけません。
喘息の症状が出て、薬を使い、時間が経ったら私のように落ち着くかもしれません。
しかし!
10分後、幽体離脱…してる…かもしれない!!Σ( ̄ロ ̄lll)キャー
我慢してはいけないのです。ほんとにネ。
こわいこわい。
ピークフロー標準値(基準値)
身長と年齢からピークフロー標準値が分かるんですよ。
この表は日誌に載っています。
ピークフローメーターによって標準値は変わります!
因みに現在の私のピークフロー最良値は550l/minです。
これは私の標準値より100l/min以上高い数字。( ̄^ ̄)エッヘン
…あの、自慢ではないのですよ。
何を伝えたいかと言うと、
最良値より100l/minも低い標準値では苦しい状態だということです。( ̄▽ ̄;)アレー
私は通常520~550l/min間の値が出ており、500l/min以下になると厳しいのです。
つまり、
標準値はあくまでも「You!このくらいはあった方がイイネ!」という値。
たま~に測定してどれどれ私の標準値はいくつだったかしらーと比較して一喜一憂するものではありません。
自分自身の100%のピークフロー値(最高値)に対しての、値。
コレに意味があるのです。
例えば「400l/min」という値が苦しい人(最良値に対して80%以下)もいれば、無症状で快適に過ごせる人(最良値に対して80%以上)もいるのです。
とりあえず50%以下とか、考えただけでくるしいよーーー(´д`|||)
ということで、喘息日誌をまだつけたことがない人。
Let’s try!
まず1冊続けてみませんか。
楽天で探してみたら、私の使用しているものとは違いますが、喘息日誌がありました~
喘息日誌(PEAKFLOWDIARY)【MY-0019】 A4・14週間分
(リンク先:楽天市場)
まぁ正直毎日やるのはちょっとめんどくさいですわ(  ̄▽ ̄)
ふっ!!!って、息を吐いて記入するだけなんですけどね。。
でもこれは、客観的に病状を判断するために欠かせないデータです。
後から思うのですよ、「書いといて良かったぁーー」ってね。
私も風邪をひくと一気に300後半まで下がりますしね~
そういうやばめな時は、積極的に何度も測定!
それでどうなるかと言うと、
あぁ息が吸えない…
今度は息を吐けない…
何て弱々しい呼吸なんだろう…
え、360…
私死ぬの?
苦しいよ…
と精神も落ちます。
数字というのは良くも悪くも説得力がありますね。
ピークフローについて、こちらのサイトが分かりやすいかと思います(^^)
ピークフロー値を記録しよう|喘息(ぜんそく)お役立ちツール|Zensoku.jp 喘息(ぜんそく)の総合情報サイト
終わりに
自分の喘息の状態や、どんなときに悪化しやすいかなどの「くせ」を知る、その方法の1つとして「ピークフロー値を喘息日誌に記録する」ことが挙げられるかと思います。
そしてその大切さを書いてみました。
季節の変化、気候の変化、花粉などのアレルギー…影響を受けやすい人いますよね。
そんな不調なときも、この時期は毎年すっきりしないんですよねぇ~なんて曖昧なこと医師に訴えるより、喘息日誌をさっと見せた方が診断に役立つのでは?と思うのです。
こちらの安心感も違います。
主治医と、3つのゾーンのそれぞれの対応や悪化に対する予防について予め相談しておくと、安心して毎日をすごせそうですね(^-^)
今日はここまで。
ではみなさん、お体に気をつけて。
さようなら~
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