呼気中NO値測定検査をしよう*喘息治療
喘息患者のみな様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか(^-^)
あんころです。
寒くなりましたねー
エアコン付けて加湿器とか空気清浄機ガンガン使いますよね~
でも空気清浄機ってフィルター替えたりお手入れがまた大変ですよね(´ε`;)
そんなワケでいきなり広告です。(笑)
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空気清浄機のレンタルなんてあるんですね。
家庭用もあるみたいですよー
フィルター替えとか定期交換だし、いつもベストコンディションで使用できるようです。
面倒くさがりな人(私)には大助かりですね。
空気清浄機って安くないですからね、お試しがあるようなので、購入を検討してる人は1度利用してみてはいかがでしょうか。
さて今回は、呼気NO検査について!書きます~
過去記事の『ピークフロー値と喘息日誌』も合わせて読んでみてくださいね。
呼気NO検査
私が通院している病院では、月1で呼気NO検査をします。
呼気中の一酸化窒素の濃度を測定します。
気道の炎症の程度が分かります。
やり方は、マウスピースをくわえたら大きく生きを吸って~ゆっくり吐く!
かかりつけ医院では、機械のモニターに風船を持った女の子がいまして、その子が落ちないように、お空に飛ばされないように、微妙な加減で数秒間吐きます。
一酸化窒素ガス分析装置 NIOX VERO
販売元:チェスト株式会社
結果はモニターにお天気マークで表示されます。
私はいつも曇り。
ちなみに11月のNO値は…35ppd!(×_×)
微妙な数値ですな。
22ppdを越えると喘息が疑われ、正常値の上限は37ppdだそうですよ。
NO値は条件によって上下する
・喫煙してる人。
喫煙者は数値が低く出る場合があるそうです。
・アレルギー性鼻炎の人。
アレルギー症状があると、高く出る場合があるそうです。
これは白血球の1種である好酸球が関係してるからだとか。
好酸球の増加する疾患は、感染症、アレルギー、悪性腫瘍、原因不明のものなど多岐にわたり、自然寛解するものから重症なものまである。
私、喘息の方は調子が良いのになぜかNO値が高めなときがありました。
その時期はアトピーがひどかったんですよ。
もう痒くて痒くてね。
そんな話をしたら主治医から「アトピー症状があると好酸球が増えるから、ソレかもねー」という感じの内容のお返事がありました。
気管支ぜん息では、NOは主に好酸球性炎症によって誘導型NO合成酵素(inducible nitric oxide synthase; iNOS)
が発現し6、産生が亢進するので、呼気中のNO濃度を測定することにより気道の好酸球性炎症が評価できることになります。
引用元: 小児気管支ぜん息における呼気NO測定ハンドブック
つまり、喘息やアレルギー症状があるときは好酸球性炎症が起きていて、それにより呼気中の一酸化窒素の濃度が上昇する、という解釈でいいかなと思います。
喘鳴がしないと言われる咳喘息もNO値の上昇が見られるそうですよ。
NO値が分かることのメリット
さて、NO値検査の利点。
数字で出ると理解しやすい、されやすい、コレだと思います。
例えばですよ、私の場合。
『病院に行きました。
ピークフローは500前半~中間をキープしてますが、近頃なんとなく啖が絡みます。
生活に支障は無く、喘鳴はしません。
発作もありません。』
この状態を話だけ聞いたら
「まっ、ピークフローはいいから大丈夫だね!落ち着いてるから吸入減らしていこうか!痰が気になる?じゃ、去痰剤出しとくね( ´∀`)/」
と、判断される可能性がある…かもしれません。
あるいは、めんどくさがりな私がもし「痰はそこまで気にならないしー風邪もひいてないし…言わなくてもいいかな!」と心にしまいこんで伝えなかったら。
吸入回数を減らす指示のみ…かもしれない。
しかしこの「NO値」があれば
「ピークフローはいいけど、NO値は少し高いね( ´~`)、最近気になってること無い?」
という流れになる…かもしれないですね!!
お医者様になかなか意見を言えないイエスマン(私)、状態を説明するのが苦手でついつい「大丈夫です!」「それでいいです!そうします!」とか言っちゃう人(私)は、特に助かりますね。
上記の、「最近気になってることない?」の流れは実話。
この時の診断は『NO値が高めだから吸入回数は継続、気になる時用に去痰剤と粘膜保護剤を2週間分処方』でした。
そして、この2日後。
私は風邪をひきました。
通院時は全く自覚症状はありませんでした。
しかし気道の炎症は始まっていたのですね。
飲み薬は処方されていたので、吸入を追加し、乗り切ることができました。
NO値があって良かったと実感した出来事でした。
おわりに
外からはわからない体の中の症状を、患者の訴えのみで他人である医師に正確に理解してもらうのは難しいことだと思います。
あなたに代わって医師が症状を体感することは不可能だからです。
患者だって、医師の頭の中を覗き見ることはできませんよね。
医師があなたの訴えを正確に理解しているという安心感、自信はありますか?
そもそも自分は喘息なのだろうか、という疑問を持っていたりしませんか?
喘鳴がないから喘息じゃないって診断されたけど、本当は納得してない人。
喘息って言われて病院通ってるけど、なんか違う気がしてる人。
いませんか?
自分の喘息はどの程度のものなのか、
知りたくないですか。
呼気NO検査は、結果の数値が必ず出ます。
目に見えない医師の思考と違って、あなたも知ることができるデータです。
この検査結果のみで診断されることはないかと思いますが、大事なパーツになることは間違いないでしょう。
判断材料はたくさんあったほうがいいと思うのです。
咳喘息を含む喘息患者さん、呼気NO測定検査を導入している病院をお勧めしますよ!
ではみなさんお体に気をつけて。
さようなら~