アトピーの子どもが溶連菌に感染したら
こんにちは。あんころです。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
インフルエンザが大流行しているそうなので、お気をつけくださいね。
さてさて。
年末にアトピーのある下の子が溶連菌感染症になりました。
溶連菌感染症は、溶血性連鎖球菌という菌が主に喉に感染して、様々な症状が出るそうです。
私のイメージでは「発熱と喉の痛み」が主な症状なのですが、調べてみると経過にそって出てくる症状があるようです。
①.咽頭炎、扁桃腺炎:発熱、のどの痛みが見られます。のどは真っ赤に腫れ上がり、見るからに痛そうな感じがします。(発病1~2日)
②.イチゴ舌:イチゴのようなブツブツの舌になります。(発病2~4日)
③.全身発疹:顔~全身にボツボツとしたかゆみを伴う赤い発疹が多数見られます。(発病1~2日)
④.皮膚落屑:上記の症状が消えた後に、手や足の指先から皮膚がむけることがありますが、自然に治ります。
これらの症状が全て出現するわけではなく、特に1~3才くらいでは、症状がはっきりしないこともよくあります
(http://www.yoshida-cl.com/6-byo/youren.htmlより抜粋)
主な症状③にある湿疹。
これが下の子に出てしまいました。
溶連菌感染症の湿疹は、一昔前は「猩紅熱」(しょうこうねつ)と呼ばれていたそうです。
猩紅熱とは…
溶連菌の感染によって、全身に紅い発疹が現われる病気です。
かつては、死亡率が高かったために、法定伝染病に指定されていましたが、抗生物質療法を行なうと、症状が3~4日で消え、見かけ上は治ったようになります。
このため、近年は、猩紅熱という診断名の使用を避けて、法的な規制を受けない溶連菌感染症という病名で治療することが多くなっています。
したがって、届出数は非常に減少していますが、実数はあい変わらず多く、注意の必要な病気です。
死亡率が高かったとか…知らなかったことが恐いです。
では経過を少し書いてきいます。
※※※
ある日の夜、両頬が真っ赤になり雪ん子みたいな顔してた下の子ちゃん。
額に手を当てたら少し熱い。
熱があるようだけど本人はすこぶる元気でした。
なので私はちょっと油断をしてました。
まあ、元気なので明日になれば熱は下がってるかも。
そう思ってそのままいつも通り寝ました。
見た目がりんご病っぽいのが気になって(昔長男がかかりました)りんご病を調べたら、頬が真っ赤になるころには感染力はほぼ無いと書いてあったので。
翌朝
機嫌悪く、下の子が泣きながら何かを訴えてくる。
額に手を当てると前日より熱い。
体温計で計るもなかなか終了音がしない。見るとどんどん数字は大きくなり、39度台になってようやくスピードが落ちた。
36度台なんか、あっという間に過ぎ去りました。
下の子『39.8度』
(;゚Д゚)
こりゃ大変だ。
年末で休みに入っている小児科が多かったけれど、最近通いだした小児科がたまたまこの日まで通常開業していたので早速順番待ち予約。
その時点で100人待ちに近かった。
呼び出しを待つ間、下の子の病気が何なのかネットで調べる私。
急な高熱、となるとやっぱりインフルエンザを疑うけど、家族に感染者はいないし通っている保育園にもそういう情報はなかった。
まぁでもどこでもらうか分からないのがインフルエンザだよねーと、最有力候補のまま。
そしてやっぱり気になるのが昨夜の頬の赤み。
りんご病の可能性。
りんご病なら、赤みのある今は感染力がほぼないらしいので焦る必要はないのだけれど、
でもなんだかしっくりこない…
下の子は、服から出ている部分をしきりに掻き出しました。
手首とか足首とか。
熱で体が暑くて痒みが出てしまったのな。
お腹を見たけど2つくらいプツプツとできてた程度でした。
薬を塗ったけど痒くて辛そうです。
小児科受診
お昼過ぎに呼び出しが来て、ようやく受診。
医師は予想通りインフルエンザを疑い、すぐに検査。
私たちは別室に案内されました。
が、
途中でなぜか皆と同じ待合室に戻される。
ん??
ちょっと動揺してたら再び呼ばれて診察室へ。
医師「インフルエンザじゃなかったね~」
そう言って検査キットを見せてきました。
陰性でした。
えっ
じゃあ何?この高熱は何の病気?
医師「まぁ風邪かなぁ~。明日になれば下がるかもしれないよ~。熱が高いけどインフルエンザじゃなければ大丈夫だと思うよ~」
私「熱が下がらなかったらどうしたらいいんでしょう(焦)」
医師「休日当番医かなー」
私「わかりました…」
いやいや本当は全然納得してないです。
ものすごくモヤモヤして、でも私のなかには反撃する武器(疑わしい病気)がない。
とりあえず帰宅することに。
午後、なんだか手足がプツプツしてる…
お腹を見ると、小さくて赤い、あまり凹凸がない湿疹が広がっていました。
服をめくったら子どもが掻こうとお腹に手を伸ばしてきたので、すぐに服を戻しました。
なにこれなにこれ。
検索魔の私はスマホで調べる。
『高熱 湿疹 痒み』
風疹や麻疹は予防接種を済ませているので可能性は低い。
ここで疑いが出てきたのが【溶連菌感染症】でした。
痒みのある湿疹、痒がってかきむしる子ども、アトピーの人は重症化…
辛そうな子どもを見ると色んなダークフレーズが湧いてくる。
午後、もう一度受診しよう。
そう思うも、ぐったりした高熱の子どもを何度も連れ回すのもかわいそうで、しかもやっと眠れているので「インフルじゃないんだから」と自分に言い聞かせて、明日まで様子を見ることにしました。
翌日
昨日よりご機嫌かも?
でも熱はあって、お腹は真っ赤。
この日は休日担当医です。
初めての年末の休日担当医、いや、軽く見すぎていました。
のんびりお昼前に電話すると、「午後は14時から受付開始、でもかなり待つと思う」とのこと。
そして15時前にのんびり行ったら駐車場から溢れる車たちがお出迎え。
受付に行くと「まだ午前中の人たちが終わってない、後4~5時間かかると思う」。
一旦家に帰る、が、5時間経っても呼び出しの電話が来ない。
電話を入れるも「まだ先です」と言われる。
まじすか。
結局呼び出しがあったのは21時半過ぎです。
まじすか。
病院へ向かうと、もう夜遅いのに小児科の明りがつき駐車場はほぼ満車という不思議な光景でした。
子どもを診てもらい、昨日はインフル陰性、湿疹がある、保育園に溶連菌の子がいた!という情報を提供しすぐ検査。
結果は溶連菌が陽性でした。
これで治療ができる。
ほっとしました。
受診は直ぐに終わったものの、薬局で更に1時間待ち。
帰宅したのは午前0時をまわっていました。
続きます。