『学級崩壊』の種はすぐそこに
こんにちは。
あんころです。
春ですね。
新年度が始まりましたね。
心機一転したいですね。
さて、近頃「学級崩壊」という言葉を聞きました。
なんと、長男のクラスが学級崩壊しかかっていたらしいのです。
それについて思うところがたくさんあるので書きたいと思います。
この記事は学級崩壊についてのノウハウなどではなく、私と子どもに焦点を置いて書いています。
新学年を子どもが前向きに頑張れるように。
子どものために。
私のために。
恥を忍んで書いておきます。
「〇組、学級崩壊しかかってたみたい!」
前年度の長男のクラスです。
私はこの噂を学年が終わった春休みに聞いて、とても驚きました。
子どもから喧嘩が多いとの話は聞いていましたので 「よく学級崩壊しなかったな~」なんて呑気に思ったことはありますがまさか本当にそうだったとは。
授業参観でも皆積極的に参加して発表していたし、多少のトラブルはあってもとてもそんな風には見えませんでした。
「落ち着かない子どもが数名いるらしい」
いつも決まった子どもたち数名が頻繁に喧嘩(暴力有)をして、時々怪我人が出ていたようです。
怒ると見境なく手を上げるらしく、喧嘩の相手ではない関係ない子が鉛筆で刺されたり。
長男も殴られたことがあるようでした。
押されてロッカーの角に背中をぶつけて怪我をして帰ってきたこともありました。
校庭で喧嘩が始まると上級生が「やめろ!」と止めにきてくれたり、誰かが先生を呼びに行ったり。
子どもから聞くと緊迫感に欠けるのか、実際はひどかったのかもしれません。
授業参観はとてもいい雰囲気だったし。
落ち着かない子どもたちに含まれる長男
さて恥を忍んでかくのはここから。
長男は暴力はしません。
しかし、チャイムが鳴って授業が始まっているのにのんびり席に着く、授業中に「○○が無い!」等と言って席の周辺を探しまわる、ぼーっとしていたり授業に関係のないことをしており授業に参加しない、結果クラスで浮いているという説明を担任の先生から受けました。
こういう子がいると先生の注意がその子に集中しがちで、声を掛けたり注意したり叱ったりと段階が上がるたびにその子に割く時間が増えるのです。
結果、授業を妨害してしまうのです。
「クラスで浮いている」と聞いたときはこれはまずいなと焦りがありましたが、幸いにも友達関係は良好で、長男に倣う子どもがいなかったことが救いでした。
家での様子
計画帳を書いてこない
宿題をなかなかやらない
お便りを出さない
洗うものを出さない
ランドセルの中を入れ替えない(全ての教科書とノートが常に入っている)
言うことを聞かない
…
学校のことに関しては「その場にいて見ても聞いてもいないのに勝手に決めつけるな」という主張がとても強いです。
先生が具体的に説明しない場合、都合の良いように解釈し「普通はこういうものだ」と言っても「先生が言ってないのに!」と前述の主張で怒り出す。
話になりません。
何が本当で何が長男の思い込みなのか分からなくなるのです。
また宿題など学校のことをやりさえすれば後は好きにすればいいと思ってるのに、それをやらずに遊びます。
相手はおもちゃだったり、妹だったり。
創造力は豊かなので、テレビやおもちゃが何もなくても遊ぶ。
私の中では長男は手に負えなくなっていました。
ごろごろ横になり宿題もやらずにテレビを見続け、テレビを消そうとリモコンを取ったら奪い返しにきてそのまま取っ組み合いになったこともあります。
声を掛けても返事をしない。
力づくで外に出したこともあります。
もちろん「出てけ!」と叫びながら。
まだ小さいから出せたけど、いつまでもこんなことはしていられない。
力で押さえ付けるのは間違ってる。
何も解決しない。
それはよく分かっている。
だけど方法が分からない。
私は大きくなったこの子に刺されるかもしれないと、この時思いました。
とにかく面倒くさがりで甘えん坊
何を言っても響かない、伝わらない、屁理屈だらけの主張、好きなことしかやらない、興味がなければ無気力、こだわり。
本当は私が間違ってるのだろうか?私が狂ってるのか?頭がおかしくなりそうでした。
叱ってもダメ嗜めてもダメ持ち上げも落としてもダメ。
お前なんか育てたくないんだ!!!
喉まで出かかって堪えた言葉です。
この頃はほぼ毎日私は怒鳴り、長男はほぼ毎日泣きわめいていました。
私は怒りが収まらず、平常心に戻れないまま翌日を向かえていました。
私がやったひどかったこと
我が子と思わなければやり過ごせるかもと、「私はこの子のおばさん」設定したこともあります。
これは結構ひどかったと思います。
「何でお母さんいないの?」「そういう子だからお母さん心が疲れてどこか行っちゃったんだね、お母さんかわいそう」「私はお母さんじゃないからルールを守れないなら世話しないよ」
こんな言葉がすらすら口から出てくる。
そして妹を「ママだよ(*^^*)」と可愛がる。
うん、ひどいですね。
長男もかなり堪えたらしく、未だに私はもうおばさんだよー(年齢がね)的な事を言うと、お母さんはおばさんじゃない!!と過剰に反応します。
とにかくどうにかしなくちゃ、どうにかしてやりたい、でも何も上手くいかない、私は少しおかしかったかもしれません。
ここまでされる程のことを、僕はやってしまったんだ!!と悔やんで欲しかったのです。
ショック療法のつもりでした。
どうにか心に響かせたかった。
今は、少なくとも長男にとっては間違った方法だったと分かります。
理不尽に傷付けられて己を反省する人なんていない。
ただの復讐でしかなかった。
授業参観にて
算数の授業でした。
おはじきをひたすら弄っていました。
全く授業に参加していない様子に私は怒り心頭です。
クラスメイトが次々と手を挙げて発表するなど積極的に授業に参加していたので余計に情けなくなりました。
私はずっと長男を睨んでいました。
実はこの日、担任の先生に厳しく叱って欲しいとお願いするつもりでした。
他人からの注意の方が効くだろうと考えたのです。
しかし参観後に先生から言われたのは、前述の通り。
「様子がおかしい、落ち着きがないやる気がない、浮いている、かなりきつく叱ったが(机を廊下に出した)ヘラヘラしている、家での様子はどんなか?」
という内容でした。
叱ってもらうつもりが既にがっつり叱られていて(しかも見せしめのようなやり方)、先生も困っていた。
家ではどうかと聞かれても、私も暗~いトンネルの中にいたために解決策などあるはずもなくお互いに「どうしましょう…?(困惑)」という状態に。
ただマンツーマンになると割と素直なことから、持ち上げていきましょう!という話になり、私が何か発達に問題があるのではと心配していると話すと補助の先生を頼みましょうと言って下さいました。
担任なので特定の子どもばかりを見ていられないからです。
そして、私の話を聞いて情緒が不安定なのかも、と言われ
「あ」
と何か私の中でぴったり一致したのです。
それは以前参加した子育て講座の内容でした。
今回はここまで。
さて、続きはこちら【続『学級崩壊』の種はすぐそこに】です。
それでは、さようなら。
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