「町でうわさの天狗の子」「金の国水の国」(著)岩本ナオ*漫画感想
こんにちは!
漫画好きなあんころです。
主にレンタル利用、電子書籍も利用してます。
借りて返して、また借りて無限のループ。
少女漫画からファンタジーまで面白ければ何でも来いよというストライクゾーンの広い私ですが、読んだ漫画の感想など記していきたいと思います。
町でうわさの天狗の子
全12巻。
岩本ナオさんの作品です。
学園モノ+ファンタジー、かな?
メインキャラは、天狗になりたくなくて修行放棄してる天狗と人間のハーフの女の子と、天狗になりたくて修行してる人間の男の子。
漫画たくさん読んでると、この設定で何となくなぜこの男の子が天狗になりたいのか分かるんだけど、まぁ予想通り。天狗は長生きするしね。
展開が予想できるとほぼ「やっぱりね~まぁでも面白かったかな」で終わるのだけど、全巻読み終えるとそんなのどうでもいい位魅せられてしまっている。
「このマンガがすごい!2017」(宝島社)オンナ編第一位に選ばれた『金の国水の国』を読んでから、もっとこの方の作品を読みたくて見つけた漫画なんですね。
期待を裏切られなかったなぁ。
ネタバレしたくないから詳しく書かないけど、いい年して、泣いたのですよ(T-T)
胸がいっぱい…
普段はこんなことないのですが、レンタル返してから何度も読み返したくなって結局全巻揃えてしまいました。
心満たされながら1巻から読み直しています(^-^)
おかげで毎日寝不足(眠)
無駄なコマが無いんですよね。
余計な説明もない。
キャラの視線や行動、情景での表現が多く、それが重要だったりする。
それに独白がすごくいい。
セリフ回しも面白いです。
作者の頭の中はいったいどうなってるんだろ???
ここで少しだけネタバレ。
この漫画はラブストーリーでもあるのですが、読み手にたくさんの感動を与えながらも、キスシーンすら、無い。
うん、無かった。
読み終わってふと気付いたくらい、無くても違和感がない。
こういう所もすごいと思う。
家にずっと置いておきたい作品でした。
子どもが読んでもいいかな、と思います。
ちなみに、いつも顔の上半分隠れてる天狗のおとうさんの全顔が最終12巻で拝見できます(*^^*)
おとうさーん!やっと会えた~(>_<)
バリバリ天狗(笑)
でもとっても妻子を大切にする素敵なパパです( 〃▽〃)
秋姫と瞬を描いてみた。
似てないなー(汗)
ごめんなさい。
金の国 水の国
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > コミック > レディース > 小学館 フラワーC
- ショップ: 楽天Kobo電子書籍ストア
- 価格: 540円
全1巻。
宝島社の「このマンガがすごい!2017」オンナ編の第一位。
岩本ナオさんの作品で一番初めに読んだ漫画です。
メインキャラは、栄えてるけど水が足りないA国のぽっちゃり姫と、水はあるが廃れたB国の無職の技術者の青年。
この青年はイケメン設定ではないんだけど、賢くて真面目でどんどんイケメンに見えてくる。
姫も姫とはいえ辺境住まいのぽっちゃりさんですが、とっても可愛らしい。
素敵な絵本を一冊読み終えた気分になります。
激しい展開に心を持っていかれるというより、じんわり深く心に滲んでくる、いつの間にか染まってる、そんな作品です。
ネタバレですが、こちらもキスシーン無しなのに胸がいっぱいになります。
レンタル後、改めて購入しました。
おすすめです( 〃▽〃)
まとめ
読んだ後、とっても気持ちが満足した作品の後書きなどに「好きに描かせてくれた担当さんありがとう」とか「描ききった!」と書かれていることが多いように感じています。
この方のような作者さんが、いつまでも心置きなく好きなように漫画が描けて、私達に届けてくれることを願います。
では、
さようなら~